2013年10月24日木曜日

実験 木材3

実験シリーズ3です。
まだ木材編です。今回はアガチス材を調達しました。

アガチス材は南洋桂や新桂とも呼ばれる木材で南太平洋あたりに分布している常緑樹で、ナギモドキ属に属します。学名Agathisとそのままです。



速度を1.6%、2.0%、3.0%、4.0%で加工し比較しました。
アガチス材

切断中 炎が出てます

加工1回目 速度1.6%

加工2回目 速度1.6%

切断面上から速度1.6%・2.0%・3.0%・4.0%
速度1.6%では炎がでて焦げています。
裏面はもう少し黒くなっています。炎が出ると表面より裏面の方が焦げます。


パラメータ変えて試してみてわかったことは
レーザーが強すぎると炎が出て加工面周辺が黒く焦げているということです。

一度に強いレーザーで加工するより、少し弱めで2~3回かけて加工する方が仕上がりが良いです。
アガチス材は炎が出やすいです。
炎の大きさに関して、これまで試した印象だと

 パオロッサ<バルサ<アガチス<黒檀<胡桃

という感じです。
切れにくさとしては

 バルサ<胡桃<アガチス<パオロッサ<黒檀

という印象です。
パオロッサは切れにくいけど炎が出にくいので、何度かレーザーで加工すると切れます。
胡桃は切れやすいけど炎が出やすいので、レーザーの強さに注意が必要です。
そういった意味ではアガチスは中間で比較的切りやすいと思います。

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