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2013年12月25日水曜日

模様の作り方

illustratorの解説について詳しいサイトはたくさんありますが、
レーザーカッティングにとって重要かどうかという接点でまとめたものが少ないです。
なので、編集に関する特集です。

キーホルダーになるような「模様」を作ってみます。
まず、カラーモードがRGBになっていることを確認してください。→ 設定方法

中でもオブジェクトとして「スター」が結構使えます。
以前、歯車の回(Gear1)でも説明しましたが、スターモードにして、画面をクリックすると下のようなダイアログが出てきます。


生成されるオブジェクトは「点の数」で設定されるスターです。
正三角形の内径は外径の1/2なので、内径より少し内側に設定して下のような図形を作ります。

それで、この基本図形をコピーして回転させます。
位置合わせは、オブジェクトをドラッグして合わせると自動的にほかのオブジェクト位置とあっているかどうかというガイドが表示されるので、そんなに難しくは無いと思います。
あとはコピー&ペーストして位置合わせして、変形から回転を選択します。下の図は30度づつずらして、合計12個作ります

ここで、全体を選択して、塗りを透明にします。

赤にしていますが、ここでは線の色は今は何でもいいです。今度は線を太くして模様っぽくします。
やり方はいろいろあるとおもいますが、ここでは線分をオブジェクト化して作ることにします。
まずは線を太くして、角形状を丸めます。



全選択して、複合パスに変換します。
その後、メニュー>パス>パスのアウトラインを選択すると、オブジェクトに変換されます。
これで、太線が輪郭のあるオブジェクトになりました。
アウトライン化してから、パスファインダで合体を選択しても同じようになります。


今度は塗り部分を透明にして、線を赤(R255,G000,B000)にします。
赤くしているのは、レーザーカッティングのためです。

白矢印のダイレクト選択ツールと
ペンツールで微修正し整形します。
この後、レーザーカッティングの設定のため線を0.001ptにします。
薄くて見えにくいですが、編集はこれで終了です。
あとはレーザー加工機で切るだけです。
加工は次の回を見てください。

...つづく
























2013年11月14日木曜日

illustratorからレーザー加工機を使うときの設定に関する備忘録です。

レーザー加工をする際には、Adobe illustrator CS5を使っています。illustratorで描画して加工しようとしても、赤線が認識されないので、線色で判断しているレーザー加工機でうまく認識されません。これはillustatorで色情報を補正してプリンタに送る設定になっているのが原因の一つです。
設定を修正する必要があります。

以前からブログに何度か書いていますが、使っているシステムでは0.001pt以下の極細線がベクター線として認識され、通常赤色極細線がカットの線として認識されます。なので、赤色極細線を扱う必要があります。inkscapeではこの細さの線が認識されないらしく、うまく出力できません。
更に言うと、illustratorのデフォルト設定ではベクター線が認識されません。僕の環境ではCMYKになっています。よって、画像を作成した後、加工する際に下のような手順で設定変更する必要があります。

1.ドキュメントカラーモード変更
メニューバー
 ファイル>ドキュメントのカラーモードをRGBに変更

2.線色のカラーモード設定
初期状態で右にあるバー(パネルというらしいです)のカラー設定で、RGBに変更
図のオレンジ矢印でメニューを表示して、緑矢印のRGBを選択します。


3.線の色設定
赤線にしたい場合RGBの値を
R 255
G 0
B 0
と打ち込む。(わかっているとは思いますが、R=赤、G=緑、B=青です。)


あと、初期の設定では、オブジェクトの拡大縮小掛けると線の幅まで変わってしまいます。
使っているレーザー加工機では線幅でラスターかベクターかの判断をしているので、線幅が自動的に変わってしまいます。なので、拡大縮小時の効果を影響させないようにする設定が便利です。

メニューバーの
編集>環境設定>一般
を選択し、
「線幅と効果も拡大・縮小」のチェックを外します。




2013年10月21日月曜日

レーザーカットデータの作り方とカットの実行


レーザー加工機を使用する際のデータの作り方です。と言っても何のことはなく、ベクター編集ソフトで作っています。

Corel Drawも使えます。試用版を使ってみましたが、使いやすいと思います。
僕はinkscapeとAdobe Illustrator CS5を使っています。主にinkscapeで編集してIllustratorで出力してます。
普通にプリンタ出力するのと同様の感覚で出力してから、細かい位置合わせできます。

あちこちのPCにIllustratorが入っているわけではないので、別なマシンで作る場合は、元画像をinkscapeで作成することが多いです。そのうえでPDF化してillustratorで読み込んで出力してます。
illustratorを通している理由は、線幅がある一定以下でないとベクター線として認識されないためで、illustratorならば細い線幅の設定に対応しているためです。
inkscapeでできるなら、慣れているのでそっちでやるんですが、今のところinkscapeではできません。
なので、inkscapeで大体の絵を描いてから、pdfで出力してillustratorで読込み、ベクターとして認識してほしい線の幅を0.001ptに変更しています。
カッティングには、ベクターとラスターというモードがあり、それぞれ強度やスピードを調整できます。ベクターの中でも色分けして、例えば赤色線なら強度を上げてカットし、青色線なら強度を中くらいにして少し深い彫刻というように調整します。

キーホルダー用に使用した10角形模様(自作) pdf

最初は数値を打ち込んで36度回転して、位置は..mmにして、…とかやってましたが、面倒なので補助線を入れて大体で作りました。