illustratorからレーザー加工機を使うときの設定に関する備忘録です。
レーザー加工をする際には、Adobe illustrator CS5を使っています。illustratorで描画して加工しようとしても、赤線が認識されないので、線色で判断しているレーザー加工機でうまく認識されません。これはillustatorで色情報を補正してプリンタに送る設定になっているのが原因の一つです。
設定を修正する必要があります。
以前からブログに何度か書いていますが、使っているシステムでは0.001pt以下の極細線がベクター線として認識され、通常赤色極細線がカットの線として認識されます。なので、赤色極細線を扱う必要があります。inkscapeではこの細さの線が認識されないらしく、うまく出力できません。
更に言うと、illustratorのデフォルト設定ではベクター線が認識されません。僕の環境ではCMYKになっています。よって、画像を作成した後、加工する際に下のような手順で設定変更する必要があります。
1.ドキュメントカラーモード変更
メニューバー
ファイル>ドキュメントのカラーモードをRGBに変更
2.線色のカラーモード設定
初期状態で右にあるバー(パネルというらしいです)のカラー設定で、RGBに変更
図のオレンジ矢印でメニューを表示して、緑矢印のRGBを選択します。
3.線の色設定
赤線にしたい場合RGBの値を
R 255
G 0
B 0
と打ち込む。(わかっているとは思いますが、R=赤、G=緑、B=青です。)
あと、初期の設定では、オブジェクトの拡大縮小掛けると線の幅まで変わってしまいます。
使っているレーザー加工機では線幅でラスターかベクターかの判断をしているので、線幅が自動的に変わってしまいます。なので、拡大縮小時の効果を影響させないようにする設定が便利です。
メニューバーの
編集>環境設定>一般
を選択し、
「線幅と効果も拡大・縮小」のチェックを外します。
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