2013年12月3日火曜日

3Dプリンタのために有用なサイト

3Dプリンタのデータを共有しているもしくは販売しているサイトについてまとめてみました。

thingiverse http://www.thingiverse.com/
海外のサイトで英語ですが、フリーでSTLファイルがダウンロードできます。
検索するとたいてい出てきます。
結構使えます。

techshare https://tecshar.com/
日本語サイトで、thingiverseほど多くは無いですが、いろいろあります。
3Dデータだけではなくそのほかのデータもあります。


3D-CADDATA.com http://www.3d-caddata.com/
使ってはいないですが、
アカウントの登録が必要なようです。


スミソニアン博物館
registerする必要がありますが。展示物をSTLでダウンロードできます。
http://3d.si.edu/



最近は3DCADも無料で使えるものがいくつかあります。
僕はAutodesk 123D Designというソフトを使っています。
http://www.123dapp.com/

Design Spark Mechanical
http://www.designspark.com/jpn/page/mechanical

Direct modeling express
http://ja.ptc.com/products/creo-elements-direct/modeling-express/

日経デザイン2013年11号にそれぞれの特徴が載っています。
興味があればそちらも見てみてください。




2013年12月2日月曜日

レーザー加工機とアクリル曲げ器でアクリルのブックスタンド作ります。

材料は2mm厚アクリルです。
まずは完成品から。
アクリルブックスタンド


切りました。


本の下にくる部分を曲げます。

アクリルが柔らかくなる瞬間があるので、その時に一気に逆側も曲げます。そのままだと熱のせいで柔らかいままなので、立てて角度のバランスを整えて、冷やします。
で、冒頭の完成図になります。




こんな感じで使っています。
クリスマスらしく雪の結晶の切り抜きをしていますが、透明なので目立ちません。
今回は2mm厚アクリルを使いましたが、重い本を立て掛けるとしなります。



2013年11月29日金曜日


ノートの表紙が見た目味気ないので、切り抜きしてみました。

まず出来上がりから
ノート表紙
やってみると図を作るところが以外と難しいです。
大抵切り出しの絵をそのまま使うことができません。
切り抜きは切り出す方と逆なので外枠部に絵がつながっている必要があります。

文字は結構難しいです。
OとかA、Bとか中身が抜け落ちないようにする必要があります。
なので、文字の大きさを決めたら一度フォントオブジェクトをパスに変換します。
そのあとにパスを操作して外領域と中をつなげます。

絵は棕櫚の葉と自分の名前です。棕櫚というのは簡単に言うとヤシの木の一種です。
線は複雑ですが、一本につながっていて簡単なのでこれにしました。
ノートは100円ショップで購入した無地のものです。

元絵
絵は棕櫚の葉です。写真を元にトレースしました。
切った後に気づきましたが、このノート、葉っぱの切れ目の部分が引っ掛かります...。

2013年11月28日木曜日

今日は3Dプリンタで笛を作ってみました。
単純な構造でサポート材も少なくて成形しやすいかと思います。

0.25mm積層です。
時間がかかるので夕方始めて、翌朝見てみます。
すると、...

笛パーツの残骸



.....失敗?orz

二本の筒をつなげて一本の笛にする筈なのですが、片方が途中で倒れてぐちゃぐちゃな感じでした。
サポート材との接着面積が少なすぎると、倒れやすくうまくいかないのかもしれません。
よく見ると、途中で積層がずれていました。
積層が高いとずれる確率も上がるのかもしれないです。

以前、丸い穴は横向きに空けるべしという教訓を守って笛穴は横向きになるように配置しています。
指で押さえる穴は結構きれいにできていました。
精度は0.25mmで十分なように思います。


しかし、よく見ると音孔(指孔)も空いているし、ずれているだけで、途中で穴は無いし、
歌口(吹き口)の方も失敗したとはいえ、音には関係ない部分なので、つながれば鳴るかも。
と考え直し、サポート材を除去しました。
接続部分は、凸凹もありますが、何よりサイズが膨張方向になっているので、うまくはまりません。
紙やすりと鉄のやすりで削りなんとか接続しました。
更に歌口のあたりをやすりで削りつつ調整しました。
結果として、めでたく音は鳴りました。音程はずれてます。
見た目もずれているデザイン

今日の教訓
  • 長い筒状の物を縦に作ると途中で倒れる可能性あり
  • 設計の寸法とは膨張傾向にずれ
  • 細かい穴の部分は横向きに作る
  • 笛は穴の寸法さえ合えば少しぐらい曲がってもずれても大丈夫


2013年11月27日水曜日


アクリル曲げ器の使い道についての紹介です。

作るものは部品です。
本業ではロボットの研究していますが、ロボットの足部品です。

材料は5mm厚透明アクリルを使用しました。
データはillustratorで作成しました。
透明アクリルを切り出し

曲げ器で曲げ中

完成

きれいに曲がります。

この穴の開いている部分をサーボモータの金具にねじ止めして使います。

レーザー加工機は板状のものを切るのみで2D以上のことが出来ませんが、曲げ器で曲げることによって、結構使える部品が増えます。
ただし、アクリル材しか使えないです。





2013年11月26日火曜日

先日はロボットの絵をカッティングシートで切り取りました。

もう一台のロボット(商品名:Robovie R3)もあるので、そっちも作ってみました。
illustratorで作成しましたが、写真から自動トレースするのは面倒なことが多いので、手動トレースしてみました。
ロボットの絵

絵の描き方についてはWEB上にいくらでも乗っていると思いますので、ググってみてください。
レーザー用の使い方として、ある程度ノウハウが判ったらまとめてレポートします。

緑のカッティングシート

カット中 煙が出ます

カット中

完成

貼り付け

目の周り部分の貼り付けが面倒なので、目だけにしました。この方が妖精さんっぽい感じでいいです。


2013年11月25日月曜日

Gear 2

レーザー加工機で歯車を作ってみました。
歯車の作り方については以前のGear1を参照ください。

材料は5mm厚押し出し透明アクリル板です。
 できた。
と思ったら、内径と外形の計算を間違っていたのか、隙間が空いて歯がかみ合っていませんでした。
失敗作

....orz

仕方ないので、小さい歯車部分を少し大きいものをいくつか作って合うものを探しました。
成功: 遊星歯車
で、何とか完成しました。
レーザー加工機はレーザーの熱のため溶けて少し内側まで削れてしまうという性質があります。
失敗はしましたが、レーザー加工機だと結構精密な歯車も簡単に作れます。

これは遊星歯車と言うものです。僕が名付けたわけではありません。
小さい歯車部分が惑星(遊星)で自転しながら公転しているイメージです。
小歯車の軸を固定すると中心歯車と外枠が逆方向に回転します。
小歯車を固定しない場合、ベアリングのように内側の歯車部分が自由に回転できます。

用途など詳しいことはググってください。