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2014年2月25日火曜日

case 5.3 木箱

底面と組み立てです。

カリン材です。
強度100%速度1.9%で切りました。
少し炎が出ていましたが、一度で切れました。
以前失敗したのは、おそらくレンズが汚れていたせいではないかと思います。

完成
一部壊れてしまいましたが完成です。
若干背面の板が高くなってしまいました。

ちゃんと計算してあるので、開きます。

接着はしていないので、壊れた左側面の板はそのうち作り直します。
模様の切り抜きも残っているところが多いので今後の課題です。

しかし、ひとまず完成と言うことにします。




2014年2月17日月曜日

さやがた3

前回さやがた2で作成した図形でレーザー加工します。
材料は5mm厚のアガチス材です。

紗綾型タイル完成図
強度100%速度5.0%です。
アガチス材は結構燃えやすいので弱めに設定してあります。


ここまで作っておいて何ですが、失敗しました。
作成中の様子

ちょっと考えればわかることでしたが、タイルを隙間なく配置したので、
レーザーで切っているそばから、どんどんタイルが落ちていきます。
で、ほかのタイルの下に落ち、レーザーを浴びて燃えます。

更に切れ残ったまま落ちます。
で、途中で一時停止しつつなんとか回収したのが完成図のタイルです。



教訓

  • レーザー加工では、加工したものが下に落ちることを考慮して余裕をもって作るべし
  • 加工機の前を離れるべからず(燃えるので)



2014年2月6日木曜日

CubeXの評価

3DプリンタのCubeXに関してです。
今までも思うところはあったのですが、保証期間内だしもう少し長い目で見てみようかと思っていましたが、ようやくCubeXの保証期間が過ぎました。

率直な感想としては、「駄目な機械」です。
但し、値段に見合ってないという意味ではありません。
日本メーカーの作る機械の高い水準に慣れすぎたのかもしれませんが、そもそも製品として納得できるレベルではないように思います。



そもそもトラブルが多いです。
ここ数か月の主なトラブルについて挙げてみます。ほとんどすべて純正品使用時に起きたものです。
  • ヘッド破損×3
    • 1回目:フィラメントがノズルヘッド内部でずれているため、うまく入って行かないという説明をされました → ヘッドをはずして中の折れたフィラメントを除去して解決
    • 2回目:ノズルヘッドが積層しているオブジェクトにぶつかり折れる → 交換して解決
    • 3回目:2回目と同様 → 交換
  • フィラメント
    • PLAが頻繁に折れる
      • 日本のような気候だ(湿気が多い)とうまくいかないことが多いとのこと → 折れるたびに付け直し。というか折れない工夫をしてから製品化するべきでは?
    • フィラメントがまだ残っているにも関わらず出てこない
      • フィラメントのカートリッジを開けると巻き方がいい加減で引っ掛かっていた → 引っ掛かるたびに少し緩めてまき直し。一般ユーザがそこまで簡単に気づくとは思えない
  • 造形台上下位置
    • エンジニアが上下位置を調整しに来てくれたが、その後出力するとノズルが台に当たり台が傷つく → 自分で調整して解決。マニュアルをよく見て自分で責任をもって調整すべき。 (これはCubeX自体の問題ではないですが)
    • 調整しようとしてもノズルが造形台に激突 造形台上下位置のセンサー(金属部品)が取れているのが原因 → よく報告されているエラーらしく、造形台交換で解決
      • 更に言うと、台を交換してもらっても台がうまくはまらない → 留め具のねじを緩めて調整しましょう と言われその通りにして解決 (いまいち納得いかないけどうまくいったからまあいいかという言うことになった)
      • これが原因でノズルに亀裂が入ったのではないかと思われる


いろいろと問題がありそうです。
いずれにせよこの機械は駄目な感じです。




2014年1月16日木曜日

シリーズもののまとめ

シリーズものになっている記事をまとめてみました。

レーザー加工

実験シリーズ

1.木材実験
  • 実験1 パオロッサ、ウォルナッツ(胡桃)、エボニー(黒檀)
  • 実験2 バルサ
  • 実験3 アガチス
2.石材実験

歯車製作
革手袋製作

ロボット展見学

2014年1月15日水曜日

case 4

箱シリーズ第4弾です。
今回は工具などを入れておく道具箱です。

まずは完成図から。

180mm×120mm×深50mmです。
今回は3mm厚の透明アクリル材を使用し、レーザー加工機と曲げ器で作りました。


人と世間話しながら加工したので、加工途中で写真を取るのを忘れてしまいました。
写真に関しては、もう一度加工段階をやり直すのも手間なので、もう一個作ることがあったら、またレポートします。

失敗部品

上の図は、加工に失敗した部品です。
加工がずれてしまいました。設計と位置合わせ両方を間違ってしまい、蓋をはめ込む穴が作れてませんでした。
なので、作り直しします。
部品
こんな感じで全体の部品を作りました。
蓋の模様はイスラム様のものを自分で作りました。

直角に曲げるところは、教訓を生かして十分熱してから曲げています。

組み立てている途中で気づいたのですが、左右対称ではありません。
設計の段階でミスしたようですが、
左右まちがって部品を組み合わせようとすると、うまくはまりません。

とはいえなんとかくみあがりました。
接着剤は使っていませんが、箱として機能しています。






2014年1月14日火曜日

最近3Dプリンタの記事が無いとお気づきかもしれませんが、
現在3Dプリンタ(CubeX)は壊れております。

ノズル部分が引っ掛かって折れました。
積層に失敗すると表面がガタガタになってそこにぶつかるようです。
また、ABSは特に熱収縮があるようでよく失敗します。

それで、部品を取り寄せしていまいした。
ねじをいくつか外して取り付けました。



取り付け終了しました。

こうしてみると結構使っているうちにノズルが汚くなっているようです。
それにしても、造形中にぶつかって折れるとは、まだいろいろと問題が多いようです。







2014年1月7日火曜日

失敗作まとめ

失敗例のみまとめてみました。

このブログは、ファブリケーションにおける方法と可能性の共有を目的としてますので、できるだけ失敗も原因を含めて公開することにしています。

それぞれの主な失敗例です。


3Dプリンタ


レーザー加工機



2013年11月28日木曜日

今日は3Dプリンタで笛を作ってみました。
単純な構造でサポート材も少なくて成形しやすいかと思います。

0.25mm積層です。
時間がかかるので夕方始めて、翌朝見てみます。
すると、...

笛パーツの残骸



.....失敗?orz

二本の筒をつなげて一本の笛にする筈なのですが、片方が途中で倒れてぐちゃぐちゃな感じでした。
サポート材との接着面積が少なすぎると、倒れやすくうまくいかないのかもしれません。
よく見ると、途中で積層がずれていました。
積層が高いとずれる確率も上がるのかもしれないです。

以前、丸い穴は横向きに空けるべしという教訓を守って笛穴は横向きになるように配置しています。
指で押さえる穴は結構きれいにできていました。
精度は0.25mmで十分なように思います。


しかし、よく見ると音孔(指孔)も空いているし、ずれているだけで、途中で穴は無いし、
歌口(吹き口)の方も失敗したとはいえ、音には関係ない部分なので、つながれば鳴るかも。
と考え直し、サポート材を除去しました。
接続部分は、凸凹もありますが、何よりサイズが膨張方向になっているので、うまくはまりません。
紙やすりと鉄のやすりで削りなんとか接続しました。
更に歌口のあたりをやすりで削りつつ調整しました。
結果として、めでたく音は鳴りました。音程はずれてます。
見た目もずれているデザイン

今日の教訓
  • 長い筒状の物を縦に作ると途中で倒れる可能性あり
  • 設計の寸法とは膨張傾向にずれ
  • 細かい穴の部分は横向きに作る
  • 笛は穴の寸法さえ合えば少しぐらい曲がってもずれても大丈夫


2013年11月25日月曜日

Gear 2

レーザー加工機で歯車を作ってみました。
歯車の作り方については以前のGear1を参照ください。

材料は5mm厚押し出し透明アクリル板です。
 できた。
と思ったら、内径と外形の計算を間違っていたのか、隙間が空いて歯がかみ合っていませんでした。
失敗作

....orz

仕方ないので、小さい歯車部分を少し大きいものをいくつか作って合うものを探しました。
成功: 遊星歯車
で、何とか完成しました。
レーザー加工機はレーザーの熱のため溶けて少し内側まで削れてしまうという性質があります。
失敗はしましたが、レーザー加工機だと結構精密な歯車も簡単に作れます。

これは遊星歯車と言うものです。僕が名付けたわけではありません。
小さい歯車部分が惑星(遊星)で自転しながら公転しているイメージです。
小歯車の軸を固定すると中心歯車と外枠が逆方向に回転します。
小歯車を固定しない場合、ベアリングのように内側の歯車部分が自由に回転できます。

用途など詳しいことはググってください。




2013年11月18日月曜日

先日3Dプリンタで出力して失敗したFLYING DISCですが、
もう一度作り直してみましたが、やっぱりだめでした。大きいものを作るとABSかPLAが反り返ってサポートの結合部分がはがれやすくなるようです。
大きい物体を作った場合、サポート材の除去が簡単になる反面、サポート材で支えが弱くなるという問題があるらしいです。
なので、斜めに出力した場合途中で倒れやすくなるということになるのではないかと思います。

2枚の中途半端なFLYING DISCですが、せっかくなので、実験しつつ半分ずつくっつけてみることにしました。

切断。
ベクターモード 強度100% 速度1.6%
木材の時と同じパラメータで、強めです。
PLAのDISCは燃えずに切断されていました。




切断面 少し溶けている

半円同士結合



表面に均等にレーザーを照射してみます。

上半分のみレーザー照射

強度80% 速度100%
樹脂として設定された値よりは強度が高いです。


3Dプリンタで出力したものは積層の縞が残ります。レーザーのラスターで照射したら滑らかになるかなと思いましたが、そんなに簡単にはいかないようです。でもレーザー照射した方が気持ち滑らかな気がします。

2回目照射
強度100% 速度100%

照射した面が滑らかになってきたので光沢が出てきました。
強めにレーザーを照射してみましたが、試した範囲では炎上しませんでした。

しかし、熱を加えすぎたせいで表面が凸凹になってしまいました。
ということでこれもまた失敗作なので、失敗タグを付けました。




2013年11月15日金曜日

今日は3DプリンタでFLYING DISC(フリスビー)を作ってみました。

材料:黒PLA
サポート材:黄色ABS
幅:200mm程度

斜めに出力してみました。
できるだけサポート部分を減らして出力した方が出来がいいように感じるためです。
20度傾けています。しかしソフトで自動的に計算してくれるサポートでは後から倒れる心配があるかもしれないと思っていました。


開始

横から

7時間ぐらい

翌朝...!!!

案の定倒れていました。
バランス崩して倒れてしまう可能性についてはソフト側では考えてくれないようです。
大きいオブジェクトは特に途中で倒れないように置かなければならないらしいです。

3Dプリンタって時間がかかるのもあって、ワクワク感というかどこかに期待感があるような気がします。
失敗するかもとは思っていましたが、実際駄目だったのを見るとやる気が下がります。
そんなことないですか?

2013年10月31日木曜日

レーザー加工 石

ある日、手書きのクマの絵を持ってきた女の子がいたので、ディジタル化してレーザーでプラスチックに彫刻してあげたことがありました。そうしたら今度は石を持ってきました。なので、今日は石を加工してみました。
石の表面にクマの絵を彫刻しました。
パラメータは強度9.0% 速度20.0%です。

石の彫刻中

 石は凹凸があり平坦でも水平でもないので、彫刻のムラができます。図の石、左下が描画できていません。焦点距離を合わせたつもりだったんですが、強弱に差ができてしまったらしいです。台を上げて調節しつつ何回かに分けてレーザーを照射しました。
それで何とか成功しました。

成功

ただし、ここに至るまでに失敗したものがあります。
失敗1

石は燃えることはないから大丈夫だろうと思って、レーザー強度を100%にして加工してみましたが.....

失敗2

結果は、レーザーの威力が強すぎて、石の表面ごと砕けてしまいました。
かろうじて上の方はクマの顔が見えますが、これは途中でレーザーを止めたせいです。
あのまま止めずにいたら表面すべて溶けていたかもしれません。

石を加工する際の注意点は

  1. 燃えないからと言って強度を強くしすぎてはいけない!
  2. 加工面はできるだけ水平になるよう努力すべし
  3. もし水平にならなければレーザーとの距離(高さ)をこまめに変えて加工する
  4. それなりに難しいので、前もって試し切りすることをお勧めします




2013年10月30日水曜日

朝来たら3Dプリンタの出力失敗していました。

黒いPLAでロボットの部品を作成していました。
途中から積層がずれています。
下の台自体がずれていました。

凹凸ができる → ノズルがぶつかる → 台ごと動く → 積層ずれる → 下の積層が無い部分は塊をつくる → 凹凸...

という悪循環が起こるらしいです。
朝、期待していたのに悲しい。



2013年10月16日水曜日

3DプリンタでT-REX(ティラノサウルス)作りました。
まず失敗例から。こちらはPLAでつくりました。

サポート部分(ABS yellow)が一部うまくできず、途中で途切れてしまいました。
積層しているので、一段うまくいかないとその次からもうまくいかないことがおおいです。
その結果、本体のPLA部分が支持されず下に垂れ下がり触手か菌糸のような不思議な形になってしまいます。
できたときは、本当に腹から無数の触手が出ているようで気持ち悪かったので、ペンチである程度切りました。


次成功例。こちらは比較的うまくできました。


しかしサポート部との接触が多く、特に口部分はデリケートなパーツが多くて引きはがすのに苦労しました。繊細なパーツを作る場合はサポート部分をうまく除去する方法が必要です。
上の写真は熱湯に浸けているところです。熱湯につけると赤いPLAのサポート部分は柔らかくなります。
本体部分を壊さないようにお湯の中でペンチを使ってPLAをはぎとります。

左の黄色い方が引きはがしたばかりの方です。最後は半田ごてで取りました。
左の黄色い方の口をみると、草食恐竜の肉を食べて血が滴っているように見えますが、赤いのはPLA樹脂です。
口や足が引きはがし損ねたPLAのため、赤くなっているだけです。

PLAに比べてABSは比重も小さく軽いです。
ちょっと動かすとメシッといういう感じの音がしてすぐ折れそうです。
PLAの方が丈夫です。